・・・赤い槍がその身を貫こうとした時、
私は始めて奇跡というものを信じたのかもしれない。 
その身はすでに死んだと思っていたのに・・・なぜ・・・

「問おう・・・」

ああ、彼が喋ろうとしている。
私は・・・

「貴女が吾のマスターか?」

サーヴァントを呼び出してしまったんだ・・・


七夜と華と運命と
召喚


私の名前はカレン・オルテンシア
聖堂教会に属するエクソシストです。

今回、第一司祭経由の命令で冬木市の六十年周期で行われる聖杯戦争を極秘裏で監視せよという指令を受けここまでやって参りました。
なんでも代行者が魔術教会と裏で繋がっている可能性があるということで私がわざわざ派遣されたそうです。
まああの陰険司祭の考えそうなことですから私は一応休暇もかねてここに来ることを承諾したのですけど・・・

・・・それが裏目に出てしまいました。

サーヴァントをけっして軽く捕らえていた訳ではないのですが運悪くサーヴァント同士が戦っている所に出くわしてしまい・・・

「悪いな、嬢ちゃん。見られたからには殺させてもらうぜ・・・」

小柄な剣士と戦っていたほうの青い槍兵・・・ランサーに狙われてしまいました。
「本当は女は殺したくねえんだがな・・・・悪い・・・ここで死んでもらう・・・」

ランサーが槍を刺そうとしたときに、

私はこんなときにも祈ってしまっていた。
遠い昔に出会った着物を着た黒髪で綺麗な蒼い眼をした男の子に・・・・

 

 

 

もう一度・・・逢いたかった・・・

 

 


そう思い眼を瞑った時・・・

 

 

「なんだ・・・・!!この光は!!!」

 


私の右手が焼けるように痛むと同時に・・・

 

「問おう・・・・」
奇跡は・・・


「貴女が吾のマスターか?」


起こった・・・・・・

 

 

 

 


「な・・・なんなの!!この光は・・・そしてこの魔力の震え方とは・・・・」

「くっ・・・凛!!多分先ほどランサーが追っておった彼女が新たなサーヴァントを呼んだと思われます・・・どうしますか?」

「決まっているじゃない・・・」

凛は宝石を確認して持ち直し・・・

「行くわよ・・・セイバー!」

「解りました。マイマスター。」

戦闘の場へと向かうのであった・・・・・

続く