なんで・・・彼は私に呼び出されたのだろう・・・
私は彼に縁があるというのだろうか・・・
私は布団の中でその事だけをずっと考えていた・・・

「ああ・・・彼が来るなんてそんなはず何て無いのに・・・なんで彼だと一瞬思ってしまったの・・・」

私は『七つ夜』と刃に書かれた短刀を手の上で遊ばせながらずっとそのことを考えていた・・・

 


七夜と華と運命と
華の想い

 

 


彼に令呪を使おうとしたのだがアサシンは必死になって私の口を抑えそんなくだらないことに令呪を使わないでくれと窘められた。
それでは癪だったのでアサシンにいくつか命令を出しまずは落ち着いたと思ったのだが・・・

襟を直しているアサシンの着物の折がはだけているのを見て我を忘れてしまった・・・

そこにはあの男の子と同じ・・・胸の刺し傷があったからだった・・・

私はアサシンの外套やら着物の中に隠された刺し傷が気になってしまいいくつか理由を付け、目を見たりやあの男の子の武器と同じ短刀を探そうとしたのだが・・・

「・・・」

結論を出そう。武器があまりにも多く上手く特定ができなかった。

「ああ・・・あまり触らないでくれ・・・」

暗殺者らしくデリンジャー(暗殺用小型銃)やワイヤ−を持つのは着物に似合わないとしてもまだいい。

でもなんでグレネードとかイングラムM11(小型サブマシンガン)までもっているんですか?

しかも組み立て式スナイパーライフルやハンド・ショットガン(固定腕部砲)までも持ってますし・・・

アサシンが先ほど使っていた楔形短剣クナイもかなりの量があった。
しかも他にも刀剣の類がたくさんありました・・・

「別に構わないだろう?全部使う機会があるのだからな。」

お前は○ラえもんの武器版かとさえ思いました。

・・きっとこの様子だとまだまだアサシンは隠し持っていると判断し私は作業を断念してすることにしました。

 

 


「はあ・・・本当に・・・アサシンはなんていう名の人間だったのかしら・・・」

私は右手にある七つ夜を見てこのことをずっと考えます・・・

「もしあの男なら私は・・・」

そう思い私は目を瞑り睡眠をとるのでした・・・

そういえば・・・あの眼を確認するのを忘れていましたね・・・

まあそれは次の機会でいいでしょう・・・

続く